目次
東京で働いてきた20年
30代に入って転職を繰り返すようになり、その回数は10回を余裕で越えた
転職がしたいわけではない
仕事は好き
ただせっかく雇ってもらっても次第に違和感を抱くようになる
仕事内容に対する違和感
職場環境への違和感
居場所として感じる違和感
その違和感が次第に大きくなっていき、転職という行動に踏み切ることになる
そんな僕が14回目の転職で選んだのは、未経験の建設業だった。
これまでの仕事に足りなかったもの
僕の職歴としては一番長いのは人材系の営業
派遣・紹介・スカウト・SESと一通りは経験してきた
あとは、個人事業主として宅配(ヤマト・佐川・郵便局・Amazon)
最後にタクシードライバー
経験値としては積み重ねてきたが、「これがあるから稼いでいける」と自信を持てるものがない
誰でも手に入れることができる、いい意味で汎用性の高いものしか持っていない
営業は好きだけど、僕の適性には合っていないと正直思っています。
僕の中では、もっと専門的なことなことの方が向いている。
歳を重ねていくうちに、手に職と言われるような、技術職の方が合うのではと思うようになりました。
イメージとしては、轆轤(ろくろ)を回して陶芸品を作る
そういう仕事がしたい。
縁のはじまり、スマウトからのスカウト
タクシードライバーを始めてから、お金の問題が落ち着いたら改めて仕事を考えようと思っていた。
その上で現状を変えるためポイントは2つあると思っていた
それは、場所と環境
場所
東京にいれば仕事には困らない
僕のようなジョブホッパーでも仕事はある
その結果が転職13回
東京にいてもまたこれを繰り返すかもしれないと思っていた
これじゃ誰も幸せにならない
だからまずは場所を変えることを決意した
環境
転職回数の多さから、雇用してくれるのは経験のある職種に限られる
年齢も40を越えて、未経験で採用してくれる企業はほぼない
手に職を付けるなら、未経験の職種を選ぶのが必然
自然と地方移住を考えるようになりました
ある日のスカウト
スマウトというサイトに登録し、移住や仕事、地域の情報収集を始めた
希望は北海道・長野・石川・富山・愛媛の5ヵ所に絞った
タクシーをはじめて半年が経った頃、スマウト経由で連絡が来た
長野のある企業を紹介させてもらえないかと
1度目の連絡は乗り気ではなかったが、2度目の連絡をいただいた時に、話を聞くだけならと時間を取ることにした。
断る理由が見つからなかった
話を聞くと決めてからは早かった
紹介会社との面談、長野の会社社長とWeb面談、現地訪問とトントン拍子で進み
内定までいただいた。
断る理由は見つからなかった
移住するための条件は揃っていた
① 未経験職種
② 資格取得を目指す=手に職GET
③ 地方移住
④ 人も良さそう(全員に会えたわけではなかった)
⑤ スノーボードができる環境
30代の頃まで持っていた東京で働くという矜持
40代に入ったら逆に東京にいることに疲れていた。
ただ、怖さがなかったわけではない。
・仕事内容もわからない
・専門用語もわからない
・アラフォーとして、戦力にならなければというプレッシャー
・友達も知り合いもいない
・地域のことも知らない
あるのは20年前に過ごした白馬の雪山の記憶だけ。
とりあえず今はそれだけでいいやと、行動した。
営業と建設、仕事の存在感が全然違う
業務が始まって気づいたことは、無知は本当に戦力にならないということ
道具一つの名前も分からないので、
「〇〇持ってきて」と言われても、「それなんですか?」のやり取りから始まる
営業であれば何を売るのか、どうすれば売上が上がるのかが分かれば、それに向かって行動するだけ
会社が変わっても、やり方が違う場所でも、営業はゴールさえあれば動ける
行動の結果もわかりやすい
数字で全部出るから、会社への貢献度も目に見える
(それがしんどいところでもあるが…)
建設の仕事は受注ありき
営業のようにこちら発信での仕事はない
受注したものに対して、日々のタスクが決まっていく
例えば、営業が1人で1の売上を作って、1の会社貢献するのに対して、
建設の仕事は、10の依頼を会社で受け、従業員みんなで10のものを作りあげるイメージ
個々の力が1~10さまざまあるので貢献度は当然変わってくる
僕の今は-5とか
出来ないからといって怒られはしない
みんな優しく教えてくれる
それも田舎の良いところだと思うが、足を引っ張っているのはとても苦しい・・・
上司部下の概念
これは僕の会社だけ?かもしれないが、
役職はあるが、上司部下という概念が存在していない気がする
仕事を教わるのも、上司ではなく、同じ作業をする先輩
現場が変われば教わる先輩も変わる
営業職で新入社員と言えば、OJTで先輩(上司)に付いて色々学ぶ
独り立ちできるまではその先輩(上司)の元でお世話になると思う
ここではそうじゃない
僕の一日の始まり「今日は誰に何をすればいいか聞けばいいのかな・・・」
ちなみにこの状況は、入社のタイミング&冬の仕事が少ない時期
この二つが重なって起きてる悲劇でもあります
雪が溶けて現場が始まれば、環境・状況も変わる・・・はず
積極的に動けない新人の話
僕の性質の話です。
大人数のコミュニケーションは苦手
目立つことはしたくないし、人が多くいる場では基本喋りません
暇な日は、一つの現場に人が集中することがある
明らかに人は足りてるから、新人のくせに「僕、必要ですか?」と聞いてしまう
サボりたいとか仕事したくないとかじゃない
手持ち無沙汰で人の作業を見ているだけというのが居たたまれない
経験積んで学びたい意欲はあるのに、人が多くなると役割分担がハッキリするからこの状況に陥る
新人は僕だけではないので、できる作業の奪い合い
僕は謙虚なので、どうぞどうぞと3歩くらい引き下がってしまいます。
役割がないとふわふわする
さきほどの性質の話にも繋がるが、僕みたいなタイプには役割というものが必要だと思ってる。
「あなたは〇〇をする人」と決めてもらえたら、一人でも全力で頑張れる
営業でもそうだし、宅配はまさにそう
「あなたはこのエリアで、今日の荷物はこれだけね」って言われたら
ゴールまでの段取りを組む
段取り組んで自分を追い込むのがけっこう好きだったりする。
今はそれができない
できることが限られてるから当然と言えば当然なのだが…
毎日、「何か手伝えることありますか?」って聞くのが、僕にはとても勇気を振り絞る一言
冬の仕事量という想定外
入社してから初めての冬を越えて学んだことは、新人はとても・・・暇
免許を持っている人は除雪
持っていない人は・・・
依頼あった時に屋根雪下ろしなど…
初めての冬だからかもしれない
やれることを見つけることが本当に難しかった
きっと新入社員だからに違いない
来シーズンはたくさん仕事があるに違いない!
でもおかげで国家資格の勉強がたくさんできた
過去問解いて、1次試験は合格ラインに達してる
まだ2ヵ月も勉強時間がある
もし、受からなかったら黙っておこう。。。
1次が受かれば2次試験は経験を積んだ3年後
気の長い話だ・・・
それでも新鮮だと思えること
これまでほぼ営業畑で働いてきた
スーツを着て、小綺麗に身なりを整えて、清潔感が一番だった
建設の仕事は真逆だ
雨の中の作業でビシャビシャになり、泥んこになりながら作業を続け、
芝刈り機を使えば葉っぱが体中にくっつき、アスファルトでヤッケも長靴も黒くなり、
コンクリートを攪拌すれば顔にも飛んでくる
我ながらよくやるなと思っているし、正直全然嫌いじゃない
潔癖症な自分だけど、仕事だと割り切ればできちゃうから不思議だ
轆轤を回したいという欲はけっこう本気だったんだと確認できた
行う作業すべてが初めてで、すべてが学び、すべてが新鮮
自然とこれだけ近い環境で働くことも今まではなかった
不便さも多いけど、ちょっとした気付きが元気をくれる
この仕事を選んでいなければ入らないような場所・道・景色がたくさんある
20代で今の環境を選んでいても、きっと同じようには感じられなかったと思う。
春からが本番
2025~2026シーズンの白馬は本当に雪が少なかった
せっかく来たのだからもう少し堪能させて欲しかったが、自然なので仕方がない
こちらも桜の季節
もうすぐ現場が動き出す
昨年以上に新しいことが待ち受けているのは間違いない
どんなことが起きることやら・・・
楽しみで仕方がない